県外から実家を管理する3つの方法と、その実態
東京・大阪・名古屋から福岡の実家を見守る。「親戚に頼む」「便利屋に都度依頼」「定期管理サービス」── それぞれを実際に使ったお客様の声をベースに、月コスト・続けやすさ・気持ちの面までを正直に比較します。
すまいケアを始めるきっかけは、私自身の実家でした。母が施設に入って福岡の実家が空き家に。月1回の帰省では追いつかず、ある夏に帰ったら草が腰の高さまで来ていた ── あの瞬間に「これは仕組みでやるしかない」と決めました。実際に始めてみると、相談に来られるお客様の7割が東京・大阪・名古屋からの遠方管理。「ずっと放置していたわけじゃない、ちゃんと考えてきた。けど、決定打がなかった」と話されます。
遠方から実家を管理する方法は、突き詰めると3つしかありません。それぞれを実際に使った経験者の声を交えて、整理します。
方法① 親戚・近所の方にお願いする
一番お金がかからない方法。けれど、続けてみると意外にコストが見えにくいです。
実際にあった話
大阪在住のNさん(60代男性)が、福岡市東区の実家を、町内会のAさん(70代)に「たまに見てもらえないか」と頼んだケース。月に2,000円程度のお礼を渡していたそうですが、半年経った頃、Aさんから「腰が痛くて庭まで回れない」と申し訳なさそうに連絡が来たそうです。「人に頼むって、続けるのが一番難しい」とNさんは振り返ります。
向いている人
- 実家が近所付き合いの濃いエリアにある
- 頼める方が現役世代で、心理的負担を渡しても大丈夫
- 状況確認は「家が建ってればOK」レベルで十分
方法② 便利屋・シルバー人材に都度依頼
1回あたり5,000〜15,000円。家の規模・作業内容・地域で変動します。「気が向いたら頼む」スタイルで使えるのが利点。
使ってみたお客様の声
東京在住のYさん(50代女性)は、北九州市の実家を半年に1回、便利屋に依頼していました。1回12,000円で、室内の換気・郵便物整理・庭の簡単な草むしり。「3回頼んで、3回とも違う担当者が来た」のがネックだったそうです。「家のクセが伝わらない」「写真もくれないので、自分の目で見ない限り何があったか分からない」と。
向いている人
- 年に2〜3回程度の頻度で十分
- 状況の継続的な記録は求めていない
- 毎回違う担当でも気にならない
方法③ 定期管理サービス
月額制で、同じ担当者が毎月訪問。月次でレポートが届く。すまいケアもこの分類です。
月コストの実感値
すまいケアの場合、本命の「安心管理プラン」が月22,800円。年間で27.4万円。これを「高い」と感じるか「妥当」と感じるかは、その家への思い入れ次第です。固定資産税が年20万円かかる実家を保有しているなら、管理費はそれと同じくらいの位置づけ。何もしないで「管理不全空家」と認定されて固定資産税が最大6倍になるリスクと比べると、コストの考え方が変わります。
向いている人
- 毎月の状況を写真や動画で確認したい
- 担当者が固定で、家のクセを覚えてくれる方が安心
- 突発的な対応(台風後・水漏れ通報など)にも備えたい
結局、どれがいいの?
「答えは1つではない」というのが、私の現場での実感です。築年数・実家までの距離・親族の年齢・近所付き合いの深さ ── これらの組み合わせで、最適解は変わります。
正直に言うと、すまいケアは「月1回ちゃんと見て、写真と動画で記録を残したい人」向け。月額12,800円より安いサービスは他にもありますし、ご自宅から実家が近ければ親戚や便利屋で十分なケースも多いです。
逆に「同じ人が毎月行く」「写真17〜25枚と動画で前月比較レポート」「マイページで全履歴が見られる」を全部欲しい場合は、わりと選択肢が狭まります。気になる方は、無料相談で「うちの場合はどの方法が現実的か」を一緒に整理させてください。料金プランの売り込みは、相談の中ではしません。